こんにちは!
HSKの勉強をしていたとき、ドラマで知った単語がそのままテキストに出てきて、得した気分になったことがあります。
それ以降ドラマを使った学習にポイントを置いて、試験までの1ヶ月間で3本のドラマを見ました。
今回は、中国語学習のためにドラマや映画を見ることのメリットを6つご紹介します!
ドラマや映画を使った勉強の具体的な方法はこちら

目次
メリット1:リスニング練習ができる
もはや説明不要ですが、登場人物のセリフを頑張って聴いているうちに、リスニングスキルの向上が期待できます。
ナチュラルスピードを字幕なしで見ることは至難の業です。でも、数をこなすうちに単語の一部を拾うことができたりするようになるんです!
最初は単語だけだったのが、文章で拾えるようになったり、会話の流れがわかるようになったり、徐々に進化が感じられると思います。
まさに”言葉のシャワー”を浴びる環境を作れるんですね♪
メリット2:速読の練習ができる
中国語のドラマや映画には、ほぼ100%の確立で”中国語字幕”がついています。
ご存知の通り中国は広く、登場人物の話す言葉を現地人ですら理解できないことがあるからなんですね・・・
英語圏のドラマにはあまりないことなので、中国語学習者にしかないアドバンテージといえます。
つくづく中国の規模の大きさにはグッときます・・!
この字幕を、セリフに合わせて読んでいくことで私は速読の練習ができると感じました!
字幕のおかげで、知らない言葉でも漢字がわかるのですぐ意味を調べられます。
メリット3:発話の練習ができる
登場人物のセリフをそのまま言ってみましょう。
気持ちを込めるにはどこにアクセントを置くとか、テキスト等のCD教材では触れられていない感覚がつかめると思います。
ドラマのセリフなので、現実より多少ドラマチックだったりするのですが気にしません。口を慣らしていけば、普段の日常会話にも必ずいい影響があります!
私が好きな有名な映画で「色戒」(邦題:ラスト、コーション)というのがあるんですが、その中のセリフがお気に入りでよく真似しました。(←アホ)
主人公の王佳芝(汤唯)が、長年恋い焦がれた鄺祐民(王力宏)がやっと愛を告白してキスしてきたとき、すでに二人が結ばれない運命であると悟りながらこう言います。
「三年前,你可以的・・・为什么不?」
3年前にもできたはずなのに、、、どうしてしなかったの?
というセリフです・・・運命に翻弄された二人のことを考えるとすんごく切ない!!ふぉぉおおおお!!!!
ふぅ。取り乱しました。
メリット4:テキストに出てこない表現が出てくる
これはメリットでもありますが、最初にドラマを見るときのハードルになるかもしれません。
とにかく中国語って灵活=フレキシブルなので、教科書で習った通りに出てこないことがまぁ9割ぐらいです。笑
ドラマ全編が「はじめまして。私は田中です」「これはいくらですか」「今日空いている部屋はありますか」なんてセリフばっかりだったら成り立ちませんしね。
ポジティブかつ柔軟に、この単語はこう習ったけど、こうも使えるのか!!と受け入れていきましょう。
私が面白かったのは、「以家人之名」で李尖尖(谭松韵)が高校生になったとき、頭に巻いたハチマキに書いてあった「不好惹」という表現。

谭松韵かわいいですよね
「惹 re3=面倒を引き起こす」という単語は知っていたのですが、「不好惹」と3文字並んだとき、うまく脳内で意味を作れず「???」となりました。
ここでは、不好惹=怒らせると面倒だから気安く近づくなよ、という意味なんですよね。
テキストや授業で習わない表現が出たら、どんどん調べて自分のものにしていきましょう!
メリット5:現地の文化に触れられる
私はドラマを見るまで、中国の家庭ではどこでも土足のまま生活していると思っていました。ところがドラマに出てくる中国の家庭では、玄関で靴をスリッパや中履きに履き替えていたんです!
思い返せば、留学時代も一般家庭にお邪魔したことはなく、実際どう暮らしているのか知る機会はありませんでした。そこの空白を、ドラマが埋めてくれている感じがあります。
地方や家庭ごとの文化の違いはあると思いますが、生活の文化に触れる入り口として、ドラマや映画は最適だと思っています。
メリット6:推しの存在で生活にハリが出る→勉強になる
これはもう、あれこれ説明いりませんね。笑
役者さんはイケメン美女ばかりで、アイドル的な人気がある人もたくさんいます。
ドラマや映画で好きになると、プロモーションなどで他の媒体で活躍する姿を追いたくなってSNS(Weibo等)をフォローしたり、セリフ以外で話してるとこに興奮して、何言ってるか必死で聞き取ってみたり。
トキメキと同時に中国語スキルも手に入れられたら、言うことないですよね★
まとめ
ドラマや映画での勉強は、肩肘張らずに始められるのでどなたにもおススメできます。机でカリカリやる勉強に疲れたときなどに取り入れてみてくださいね!
ではまた!